ワークシステム
当事業所では、学習や作業にワークシステムを取り入れています。一人ひとりに合ったワークシステムがあることで、自閉症(ASD)の人たちは、活動を自分一人で完了させることができるようになります。
ワークシステムで伝える4つの情報は
1.「何」をするのか
2.「どれだけ」するのか
3.「どうなったら終わり」で ※どうやったら終わりか
4.「次の活動は何か」※本人のお楽しみ
ワークシステムのタイプは、文字と記号型・マッチング型で、課題は上から下・左から右へ作業します。フィニッシュボックスを使いなくなったら終わり、あるいはリストが終了なら終わりというシステムです。
ワークシステムがあることで、依存せず自律的に行動できます。上から下や左から右というような作業の標準化になじみをつけることで、様々な課題に生かせます。自閉症の人たちの、個性的な情報処理の仕方に合わせて、情報を「わかりやすく」伝えていく手立てのことを「構造化」と呼びます。「構造化」は自閉症の人たちの生活にとって合理的配慮ともいえます。本日もみなさん集中して取り組んでいました。