すてっぷ・じゃんぷ日記

Rock, Paper, Scissors!

「じゃんけんぽん!」は、英語で「Rock, Paper, Scissors!One Two Three!」だそうです。「岩・紙・鋏、12の3」まんまですね。このじゃんけん、発達的に理解できるのは5歳後半だと言われています。勝ち負けだけの世界ではなく、パー(紙)に勝ったチョキ(鋏)はグー(岩)に負ける、そのグー(岩)はパー(紙)に負ける。これは理由の世界です。理由がわからなければ、勝ち負けの暗記はできても、面白さはわからないのです。5歳後半には底の広い瓶と狭い瓶に同じ量の水を入れたら見かけは狭い瓶の方が水位は高いけど同じ量だと理由で理解しています。理由の理解とは簡単に言えば言語の力です。就学前に飽きるほどじゃんけんをして勝ったり負けたりしながら理由の面白さを堪能して言葉の力をのばしていきます。「グッパ」は仲間わけです。偶然性に任せて同じ数だけに分かれるだけでなく、即座に強い子や好きな子と組めるように空気を読んで偶然性に挑みます。こっちのほうが勝ち負けよりはるかに難しいです。