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春と秋にひどくなる発達障害の片頭痛

春や秋の季節の変わり目になると発達障害の子どもたちの特性がいつもより目立つようになる、片頭痛がひどくなるということがあるようです。季節の変わり目になるとどうして特性が強くあらわれるのか、それは「気圧の変化で脳がすこし腫れるような感じ」と言う人もいます。季節の変わり目は気圧の変化で体調を崩しやすいので敏感な発達障害の子どもたちは、大きく影響をうけます。

環境の変化を苦手とする発達障害の子ども達は、春や秋に体調を崩すことがおおいです。もちろん気圧の変化もありますが、この季節は行事が多い事も関係するようです。新学年、運動会、学芸会、文化祭などイベントが多いです。そのために多くの練習をします。運動会なら競技や行進のほかにもマーチングがあったり、学芸会なら劇や歌の練習もあります。これらのイベントのために、毎日集団行動が求められることも増えていきます。ただ、今は武漢ウィルス予防のための休校続きですから、学校がなくても症状があるなら、生理的な問題が大きいと考えてあげるべきです。

体温調節が苦手な子の多い発達障害ですが、今は日中でも動くと半袖でいいかなと大人でも思う季節ですから、多動な子ども達にとっては暑い。そして湿度が高いことも影響してさらに暑さを感じる季節です。「暑い」と言って、室内に入っても冷房がついていません。かつ動き回るので、体内の温度が上昇して具合が悪くなる、または片頭痛がはじまります。

片頭痛の予防薬が処方されていない場合は、小児用の頭痛薬が処方します。頭が痛くなってからでは頭痛薬は効果がありません。頭痛の初期の段階で服用した方が効き目があります。彼らは、うまく言いたいことを伝えられない(言語化できない)、痛みに鈍感ということがありますので、初期の段階の頭痛を知らせることは困難ですので、「頭に違和感を示している」時点で、「頭痛くなりそう?」と聞いてみると、何らかの返答がかえってくると思います。本格的に片頭痛が始まってしまった場合は、頭痛薬を飲ませ少し寝かせるとすっきりすることが多いようです。