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「パラリンピックは学校観戦を」選手団長らが千葉県に要望

「パラリンピックは学校観戦を」選手団長らが千葉県に要望

08月05日 【NHK】

東京パラリンピック日本選手団の代表らが5日、競技会場のある千葉県の熊谷知事のもとを訪れ、学校連携観戦チケットによる子どもたちの観戦を実現させるよう要望しました。

東京パラリンピック日本選手団の河合純一団長とJPC=日本パラリンピック委員会の鳥原光憲会長は5日、千葉県の熊谷知事のもとを訪れました。

東京パラリンピックで千葉市の幕張メッセでは4つの競技が行われることになっていますが、河合団長らは無観客での開催となった場合も学校連携観戦チケットによる子どもたちの観戦を実現させるよう求める要望書を熊谷知事に手渡しました。

河合団長が「限界に挑戦するパラアスリートの活躍を見ることで子どもたちに気づきを与えたい」と述べたのに対し、熊谷知事は「コロナの収束が見通せない状況が続くが、当事者の声として要望を重く受け止めて今後の大会組織委員会との協議にあたっていきたい」と応じました。

会談の終了後、河合団長は記者団に対し、「コロナが厳しい状況で安全・安心は確保されなくてはならないが、パラアスリートの姿を子どもたちがライブで見ることが、彼らの未来に貢献できるということを訴えていきたい」と話しました。

河合団長らは今後、東京都など競技会場があるほかの自治体や大会組織委員会にも同様に要望を伝えるということです。

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パラ選手団は,沈着冷静な熊谷知事だからこそ目を付けたのでしょう。2019年9月千葉県を襲った台風15号で千葉県内のライフラインがズタズタになったときも,市長でありながら県知事よりも素早く首長間で連絡を取り復旧に尽力したことが思い出されます。それでも,物資が不足して市民生活は自粛を余儀なくされます。そんな時に,みんなが我慢しているのに支援学校の子どもが水遊びをして不謹慎だと市役所に苦情が入ったのです。熊谷市長はそんな自粛は求めていないし,しなくていいとSNSで一蹴した経過があります(自粛はご遠慮下さい: 2019/09/17) 。

今の状況とよく似ています。大変だ大変だと大騒ぎをして,被害を受けていない関係のない人まで騒ぎに巻き込んでいく風潮を打破するのは東京都でもなく政府要人でもなく,熊谷知事だと白羽の矢を立てたのだと思います。現に千葉県は無観客試合と決めた後でも,感染予防をしながらサッカーなどを子どもたちに観戦させています。以前,人口比で東京の5%しか陽性者のいない陽性率順位45位の岩手県が,子どもにソフトボール女子の観戦もさせなかったことについて非難しましたが,千葉県の陽性者は東京の50%,陽性率全国4位にもかかわらず,知事はぶれずに観戦させています。

今回も,ロックダウンしか方法がないと嘆く専門家ばかりをテレビに登場させ,軽症者を自宅で待機させるとは何事かと怒る人は映すが,政府予算のコロナ医療支援の1.5兆円を厚労省が使わずに余らせているサボりの事実は報じない偏向報道を,きちんと見抜いている首長がどれだけいるのか疑問です。政府には難癖をつけながら,これから始まる甲子園での夏の高校野球大会やプロ野球を感染予防のために中止しろと言うメディアは聞いたことがありません。スポンサーには頭が上がらないとは言え,あまりにもの二枚舌に辟易します。そんな中で,パラ観戦を熊谷知事はどう考えていくか見守りたいと思います。